古布について
what’s kofu
古布とは
日本で昭和の初めのころまで使われていた着物や布が古布と言われています。
昔の人から、何世代にもわたっていつくしんで使い続けた生地の藍の色褪せ、
独自の味わいのあるかすれなどの美しさに魅了されて愛されてきました。
今では世界中のファッション界からも「Boro」と呼ばれ、高い評価を受けております。
長い年月を経た自然素材だからこそ、手触りも柔らかく、肌になじみの良い優しい服。
昔の人の言葉に「服薬」を着て元気になるというのがあるように、疲れた体を癒し、
体に良い影響や喜びを与えてくれるでしょう。
feature
古布の特徴
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Point.01
筒描き
「筒描き」とは、紙または布製の円錐形の筒に、もち米や米ぬかなどを混ぜて作った糊(のり)を入れ、糊を絞り出して模様を描き、生地を染料で色付けした後、糊を洗い流して、糊部分が白く浮かび上がるという技法です。
筒描き染めの一番の魅力は、手染めならではの風合いが出た、大らかでのびのびとした文様の躍動感と流麗さだと言われています。
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Point.02
型染め
「型染め」とは日本の伝統的な染色技法の一つで、和紙に模様を彫りぬいた「型紙」と、もち米から作られる「糊」を用いて文様を染め出す技法です。
世界中に布に色や絵柄をつける「染め」の技術は数多くありますが、その中でも最も細かい紋様の表現が可能なのは「型染め」と言われています。細かい模様を彫った小紋や、中くらいの模様を彫った中型や唐草はその代表的なもので、日本で幅広く行われた独特のものです。
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Point.02
型染め
世界中に布に色や絵柄をつける「染め」の技術は数多くありますが、その中でも最も細かい紋様の表現が可能なのは「型染め」と言われています。細かい模様を彫った小紋や、中くらいの模様を彫った中型や唐草はその代表的なもので、日本で幅広く行われた独特のものです。
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Point.03
久留米絣
久留米絣とは、福岡県・筑後地方、旧久留米藩領周辺で織られる絣(かすり)のこと。綿糸を先に染めてから織ることで、微妙なズレが生じ、独特なかすれ模様となります。
柄となる部分を白く染め残すために、束ねた糸の柄にする部分を麻の繊維や綿糸でくくった後、藍で染めあげる。その後、くくった糸をほどき、織り機にかけて織っていくと藍色の生地の中にくくった糸によって染まらなかった部分が白い模様として浮かび上がります。